Home > 廃レポ > 和歌山線川端貨物線 廃線跡 ～第一回水無月探索～
南和鉄道株式會社の五條停車場より二見に至って南折し吉野川北岸に達する貨物線所謂川端線
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大和二見駅に到着です。 「自分がまほろばに入っていくんだなあ、廃線を探索してるんだなあ」と感じられます。 |
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↑の位置からそのまま後ろを見ると、建物と建物の間に空間があるのが判ります。 その空間が川端貨物線跡となります。 [マウスオーバーで○を表示します] |
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数年前まではレールがそのまま放置してあった *1 そうですが、 今は遊歩道に整備されています。 しかし、線形を見るにここが路線跡であることは間違いありません。 *1 参考文献:Studio Class-C.様 和歌山線貨物線・旧線
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国道24号との交差点です。 遊歩道はここで途切れますが、廃線跡は尚向こう側の道に続きます。 |
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青春下り *1 で進むと... *1 両足をペダルから離し、ぴんと伸ばし前に突き出す、青春時代にのみ許される下り方
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橋台、橋脚、橋脚、橋台と並んでいる遺構の内、一番手前の橋台に近づいてみます。 奥側には尚築堤が続いていますが、手前側は崩されており、 普段はお目にかかれない橋台の内側を観察することが出来そうです。 [マウスオーバーで振り向きます] |
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その内側ですが...何故かゴミがあります。 どうしてまたあの様な所に... 肝心の橋台自身について、見た目は不安定ですが、 実際はその様な事はなく、頑張れば登ることが出来そうですが...頑張りませんでした^^; 訪問する季節を違えば、更に詳らかに出来そうです。 [マウスオーバーで視点を切り替えます] |
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イギリス積み *1 のコーナーです。 *1 厳密に言うと、これはオランダ積みであり、「鉄道構造物探見」によると、教科書通りのイギリス積み
(端に羊羹を使用)は和歌山線の御所～玉手駅間、第2葛城川橋梁にあるそうです。 |
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コンクリ製の橋脚はスキップしまして(コンクリファンの方々には申し訳ないですが)... 奥側の、築堤が残っている側の橋台です。 一部怪しいところはありますが、保存状態は良いと思います。 [マウスオーバーで視点を切り替えます] |
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西側の斜面は緩やかなので、ちょっと登ってみました。 |
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当時の面影を偲ばせる遺構たちに釣られ、つい一歩踏み出してしまいそうになります。 足元には枕木が残っていますが、レールは見当たりません。 [マウスオーバーで視点を切り替えます] |
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振り返りです。 暫くは築堤が続いているのが判ります。 |
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橋台上部の窪みは長手積みのようです。 |
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草刈を行うおじいさま/おにいさま方。 この川端貨物線に関するイベントでも催すのでしょうか? 枕木は橋台からずっと残っています。 |
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築堤の終わりが見えてきました。 |
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路線跡は... 恐らく右側の道だと思うのですが、 痕跡が全くありません。 |
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暫く歩くと、川端駅跡に到着します。 道筋を辿り左側へカーブしているのが木材積込線、 道筋を無視し、写真の位置からまっすぐ叢へ伸びていたのが本線です。 他にも、鉱山積込線、砂利積込線があるそうですが *1 、 調査不足で訪問時は存在さえ知りませんでした... *1 参考文献:━ 奈 良 の 廃 景 ━様 川端貨物駅跡
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まずは木材積込線の方を見てみましょう。 右手にはホームが残っています。 ...?...ホームに何か書いています。 |
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1959 川端駅は、明治29年(1896年)開業、昭和57年(1982年)廃止ですから、 このホームは開業後に、建築または改築されたのでしょう。 |
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恥ずかしいことに、訪問時、ここはホームではないと判断したため、 ←より奥の写真がありません。 車止めもあったそうなのですが...惜しいことをしました。 |
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気を取り直しまして、今度は本線の方を見てみましょう。 先述の通り、路線跡は砂利道ではなく、左側の叢となります。 |
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砂利道に入ってすぐ、足元を見ると、埋もれたレールが...! |
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叢の中にはさらに多くのレールが残っています。 |
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謎の標識も健在です。 |
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車止めです。 |
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車止めの位置から大和二見方面を振り返ってみました。 何本ものレールが敷設されているのですが、全く見えません。 次回訪問時は支線も探索しようかと思います。 「五新線 高架橋」に続きます。 |
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再訪しました。 初回訪問時と比べ、少しは良い写真となりましたでしょうか...? |
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橋台に登ってみました。 |
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刻印は確認できませんでした。 [マウスオーバーで視点を切り替えます] |
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木材積込線です。 いつの間にか舗装されています。 |
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貨物線本線の方にやってきました。 1964 とあります。 廃止は昭和57年(1982年)ですので当時のものでしょうか。 |
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こちらには 1907 とあります。 明治29年(1896年)開業ですので此方も当時のものでしょう。 |
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車止めです。 |
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レールしてます。 |
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車止めより先にもレールは残されています。 写真中央の架線柱奥に車止めがあります。 |