Home > 廃レポ > 新宮鉄道(旧紀勢中線) 第四次探索
2011年のあの台風12号により、流出した那智川橋梁。早期復旧が最優先され、なんとたった三ヶ月で運転再開しました。 そこで、気になるのは、現行路線より海側に残る新宮鉄道時代の橋台、橋脚の土台です。 |
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現場に向かい、ぱちり。すると、写真右側に橋台が確認できると思います。 が、橋脚の方は...水位が高いため確認することが出来ません。 [マウスオーバーで拡大画像が表示されます] |
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橋台の方を改めてみますと... [?][?]テキ基面 言わんとすることは分かりますが...なんと読むのでしょう? [マウスオーバーで拡大画像が表示されます] (この後井関地区を見て回ったのですが...復旧にはまだまだほど遠く思えました。 それ程被害は甚大であったのでしょう。 幼いころ行った温泉施設も流されてしまい... 亡くなった方々のご冥福を心よりお祈りすると共に、一日も早い復興を願いたいと思います。) |
「通行止」と言いつつ、右側のフェンスが普通に開いていると言うツンデレちゃんです。 ...って 見えてる!!! 見えてる!!! [マウスオーバーで拡大画像が表示されます] |
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これじゃあ国道からも丸見えじゃないですかやだー 新ジャンル「ドジッ坑門」 誕生の瞬間です。(何処かしら卑猥な響き) 旧橋梁に立ち、現行路線の方を見ると... |
あああああぁぁぁ!!! 今まで姿を現さなかった橋台が... 堕 ち て る !!! もうダブル☆オドロキですよね。 [マウスオーバーで拡大画像が表示されます] |
橋梁を渡り終えました。 フェンスをつかんだ瞬間、とげとげさんの裁きを受けたので、 ちょうど溝になっているところを歩いていきます。 |
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謎の階段部分に到着です。 そう言えばこの階段の後ろを、前回もしっかり確認していないなぁと思い、振り返ると... |
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. . . . 国道に接続しているようにも見えなくな...いえいえ、そんなことあろうものなら...先程の裁きを受けた自分がばかみたいです。 こ...これは後で要調査ですね...!!! |
旧国道と国道のツーショットです。 そして振り返ると... |
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お久しぶりです。 お変わりないようで何よりです。 [マウスオーバーで第二次探索時の画像が表示されます] |
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中を覗き込むと...向こう側の光が見えます!!! 崩落による閉塞もなさそうですね。 |
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石垣の方(谷積みと言う積み方らしいです)は少し不安になるところもありますが、崩落はなさそうです。 | |
アーチも万全とは言い難いですが、第二次探索時と殆ど変化はありません。 | |
華麗な装飾はなくとも、持つものは持っているのが素晴らしいです。 |
少し中に入ってみると(初めて!) 少々の瓦礫はありますが、そこから先は平坦な地面が続きそうです。 |
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上を見上げると、大きな亀裂が入っていて、今にも落ちてきそうですが、 少なくとも4年はこの状態なのですよねぇ。(よとと様が2008年に訪問し亀裂を確認しているため) [マウスオーバーで拡大画像が表示されます] |
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亀裂から先は白化も少なく、煉瓦の色がよく判ります。 そして念願の... |
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振 り 返 り !!! ...感動です(´;ω;`) |
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瓦礫を越えたところで、再度振り返ります。 暫く立ち尽くしました。 |
立ち尽くしたのは、美しさに感動したこともありますが、現実から目をそらすためでもありました(笑) 明らかにダメな感じの音がします。 ここに来るまでも、多少の天井からの水漏れ?はありましたが、これはちょっと多過ぎませんか? 地面も濡れていますし... この時長靴を持っていなかったことと、例え越えたとしても、 出口に辿り着くのは難しい(このページ最下部のリンクから飛べる、よとと様のレポート参照)ので、撤退です。 当初の目的である、振り返りも撮影できましたし、その他いろいろ発見もありましたので、未練はありません。 |
本日二度目の縦長写真です。 先程の振り返りとあまり変化はありませんが、何故か惹かれるところがありました。 |
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,,v‐v-/l_ (⌒) _「/ ̄ く / lYノノ/_ノl_ヽ)) <イ( l l )l> / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ <|)'|l、"(フノ|l < ポイ捨てはいけないと思います! ,(ヨリ<>o<>リ'] \______________ |ト‐!]-ム- i']l ヽ_ノv__l/ / . ノ[//‐─‐/_/、 ( /E|, (フlヨ \ ,-| El___lヨ / └-\`^^^^^^´/ |
トンネルから出て、右に行くと旧国道に出ますが、左に行ってみると... | |
境界標がありました。どうやらここから先は会社の敷地内となるようですので、撤退します。 | |
太陽と共に...と思ったのですが、うまく撮影できませんでした。 | |
ピラスターをぱちり。 怖かったので上までは登れませんでした。 |
さてさて、問題の謎の通路を調査しましょう。 旧国道橋梁を渡ってくると、左側に見えるフェンスのこちら側に出てくるのですが、 階段を上ると向こう側に行けそうですね... |
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明らかに人の立ち入った跡が... さらに足を進めます。 |
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先程ショックを受けたあたりから同じようにぱちり。 ...ちょっと横を見てみることにしましょう。 |
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旧橋梁が見えます。 これが現役時代だった頃は、今立つ所も車道だったのでしょうか? かなりの急カーブです。 |
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あぁ...終わりが見えてきました。 もし、出口がガードレールで囲まれていて、乗り越えなければ国道に出れない、とかならまだ救われるのですが... |
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!!!良い感じです。これは明らかに囲まれてますよね。 そりゃそうでしょう。 車を避けるために、ガードレールの内側を歩いていたら、 いつの間にかぁゃιぃトンネル前にいた!!なんて可笑しいですよね。 |
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可笑しいですよね... 可笑しいですよね...... 可笑しいでs......... .................. [マウスオーバーで拡大画像が表示されます] |
なんてきれいなのでしょう。 さぁ、反対側に向かいますよ!!! |
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良かったです!!! 崩落などはなく、第二次探索時と同じ姿でトンネルはありました。 トンネルは。 視線を少し落とすと... |
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ト、 ______) 「::::\┐ _,,. --──- 、..,,_ `ヽ. で 泣 も r-‐'へ::::::::!_'´ __,,,,......,,,,,__ `ヽ、 ', す い う >:、:;::::::>''"´ `"'' 、 ':, i. よ て や └─ァ''" / `':., ',. !! る め ,:' / / ,' / ,' i. ', ':, i ',! i. |. 子 て / ,' .,'`メ、!,_,/ ./! 、i__,,!イ .|. i ,ゝ | |. も .下 ,' i ,!/,.-ァー;' / !/ァ;ー'-r'、 ! /__」 | | い さ i ! ハ!イ i `ハ i `'ハ Y/ i/ ; | |. る い └'^iー! ,iヘ ':,_ン ':,__ン ノ!' | i. i ,' ん ! ! ,:' .!.7,.,., ' .,.,., ,'! .! | |∠,_ ________ o ゜/ ,:'. ト、 r‐,-‐ ''"´`ヽ. / ; | ! ! `Y´ ̄ ,' .// i. `i:.、.,!/ ,.イ,:' ,' | ,'i .| レヘ_/ヽ. !ァ''"´ `ヾi、ー=''"/ヨ___,/、___!へr┘ / ヾ!二へ/:::::ト,.-'‐'^ヽ, ,' ',l>く}:::7 rノ ,. '"´ ̄`ヽ. っ K_ _,r-イYン/ムi:::::/ ,ノ´ / ', っ /Y>ベ´ '';:::::io:/ ,イ / ! ,.:':::::ヽ、ン':, ヽ/ ,イ /゙,ー、,' 、 ,.-‐、,' /:::/:::::::::::::::::ヽ. ' ,.;'ヾ/、/_/ノ ヽ. ヽ,/,.-‐'/ ,く:::::::/::::::::::::::::::::::::`ヽ、___,.,.イi `'ー'^''‐'/ ヽ.,/ (___) '´::ヽ`'::、::::::::::::::::::::::::::::::::/!::::::::::! ,' ,.:'"´ ::::::::/`7::::`''r-::、:;_______/rL_,.イヽ. i _,. -‐''"´`ヽ / ::::::;'::::::!::::::::::';:::::::::::\:::::::::::::::::!:::::::':, ヽ、 ノ ノi |
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宇久井方はトンネル内部だけでなく、坑門前までも不法投棄されてしまうとは... 近くに「不法投棄はいけないよ」の立札があるというのに!!! しかも、倉庫前ではよくごみを燃やしているそうです。 なんと不運な宇久井方... |
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内部を観察しようにも、投棄物が邪魔で進めません。
乗り越えようとして上に乗るのも危なそうですし... 残念ながらここは撤退です。 |
これだけでは寂しいので、再び佐野方坑門に来ました。 ...例の通路を利用して。 やはり何度見ても素晴らしいです。 | |
ふと横を見ると、 殿和田の森城跡 とあります。調べてみると、所有者は先程の境界標にあった会社でした。 それよりも、 そこに看板を掲げてもだれも見えないよ と思うのですが...もしや旧「袖摺トンネル」探索者をターゲットにしているのか!? |
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旧橋梁の親柱をぱちり。 しかしこれは一文字も解読不能です... |
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佐野側に渡り、同じように撮影しますが、全く読めません。 [マウスオーバーで親柱を切り替えます] |
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現行の橋の名前は「松籟橋」(しょうらいはし)と言いますが... 旧橋梁の親柱に「松」の字があるかどうかわかりません。 1971年3月 とありますが、それまでは旧橋梁だったということですよね。往時の交通情勢に見合っていたのでしょうか? 新宮鉄道(旧紀勢中線) 第五次探索にて一部銘板が解読出来ました。 [マウスオーバーで写真を切り替えます] |
佐野川とスーパーセンターの間にある獣道に入り、川の方を見てみると、 やはり橋台が完全に落ちています。 |
最後に、現行?松籟橋からぱちり。 ドジッ坑門を持つ旧「袖摺トンネル」さんでした。 [マウスオーバーで拡大画像が表示されます] |
三輪崎駅から新宮方面へ、海側の線路沿いに歩くと、写真のような所に到着します。 実は、これ世界遺産への入り口なのですよ?判り辛いですね(笑) (高野坂へのもう一つの入口が山側の線路沿いにあり、そちらから入るのが普通のようです。) [マウスオーバーで拡大画像が表示されます] |
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1.5km...ピザにはきついのです。 [マウスオーバーで拡大画像が表示されます] |
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と言いつつも、時間がありませんから、小走りで進みます。 |
海がきれいですねぇ。場所は、簡易展望所?のようで手すりがあるのが特徴です。 ここで、右側の斜面を覗きますと... |
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先人の方々の道筋が見えなくもないですが、 高野坂入り口から旧「御手洗トンネル」にアクセスできるのは、第三次探索で確認済みですから、 今回は斜面を下るのはパスします。 |
高野坂入り口に到着です。 まず、橋梁の確認に行きましょう。 |
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前回とは別のアングルからぱちり。 | |
さて、では早速トンネルに向かいましょう。 時刻表と睨めっこしつつ線路脇を進みます。 |
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謎の鉄道遺構も健在です。 [マウスオーバーで写真を切り替えます] |
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「待避禁止区間」に入りました!!! 時刻表を見る限り電車は来ませんが、先を急ぎます。 |
先人様方の拓いた道筋が現れました。 これを進むと第三次探索の際、自分を撤退に追いやった激藪が... |
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な い !!! その上、道が出来ていますし。何か向こうに見えますし。 [マウスオーバーで拡大画像が表示されます] |
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トンネル前の泥濘、なかなか深いです。 ここで登場、トンネル探索者の七つ道具の一つ、 *・゜゚・*:.。..。.:*・゜長靴゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!☆ 早速装備し、トンネルの前に立ちます。 |
旧「袖摺トンネル」に比べて、煉瓦の色が落ちてしまっているように感じます。 | |
振り返ると、泥濘だらけの地面が。 見た目ではちょっと湿っているだけかなぁと思えますが...山をなめてました。 |
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右側を見ると、石組の水路が健在でした。 下にはかなりに水が溜まっています。 |
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装飾を観察してみると...旧「袖摺トンネル」と同じのようです。 | |
よとと様はあの上に登ったとのことですが、ちょっと自分には難しいです。 | |
ピラスター!!ピラスター!! |
中に入ってみると、一面水浸しで、しかも出口付近はかなり水を含んでいそうです。 | |
旧「御手洗トンネル」初の振り返り。 旧「袖摺トンネル」とはまた一味違う風景に感動です。 |
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百均で売っているような懐中電灯しか手元にないため、少し不安です。 | |
誰もいないか確認するため、振り返り。左に退避坑が見えます。 | |
煉瓦の色がよく判ります。 上から落ちてくる水にビビりつつ順調に前に進みます。 |
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...泥濘がひどくなってきました。 写真は引き返そうかと思い振り返ったところです。 しかし、ここまできたのですから、最後まで行きましょう!! |
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いきなり現れた退避坑に驚きます。 中に誰もいませんよ... 出口に近づくにつれ、足元に何やら枕木があるように思えますが、 泥に埋もれて何も見えません。 |
出口です。新たな崩壊もなさそうで安心。謎の丸太もあってなお安心? | |
土砂の上からぱちり。 泥濘の酷さがよく判ります。 酷い...と言いましても、足首より少し上位ですので、長靴があれば大丈夫です。 |
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脱出です。 実は脱出の際、腰をぶつけてしまいましたが、 崩れることはなかったので良かったです。 しかし、反省しなければ... |
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前を見るとトンネルの坑門が見えます。 「稲荷山トンネル」でしょうか? いいえ「御手洗トンネル」です。 |
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トンネル前で呆然としている第三次探索時の自分が見えてきます(笑) 今も三輪崎方から入ろうなんて思いませんが。 |
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振り返ると崩落箇所が見えます。 何時また崩落するか判らないので、いち早い脱出を計ります。 |
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要石が確認できました。 | |
第三次探索時にはなかった先人様の道筋が見えます。 | |
三輪崎方坑門をぱちり。が、緑に覆われ、その全容は殆ど掴めません。 | |
ピラスターがあります!! | |
反対側でも確認できました!!! | |
第三次探索時を思い出します...全く変わりのないその姿に感動です(´;ω;`) [マウスオーバーで第三次探索時の写真が表示されます] |
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少し離れると、微かに煉瓦アーチが確認できるのみで、 トンネルがそこにあると判る人は少ないでしょう。 [マウスオーバーで第三次探索時の写真が表示されます] |
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廃トンネルと現行トンネルのツーショットです。 [マウスオーバーで第三次探索時の写真が表示されます] |
現行「稲荷山トンネル」です。 そして、同じ立ち位置から山側を見ると... |
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ここにも先人たちの道筋が!!!??? しかし、それに釣られてすぐ緑の海に飛び込むと... |
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ご覧の溝にボッシュートしてしまいます。 見た感じでは深さが判りません。 ご注意ください。 |
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先人様方の道筋を辿っていくと... | |
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装飾は他のトンネルと同じです。 | |
美しい煉瓦アーチと...謎の穴。 | |
中を覗き込みますが、崩落しているので、あまり勉強になりません。 | |
いやぁ、本当に美しい。 「袖摺トンネル」は瓦礫があり、 「御手洗トンネル」は水浸しでなかなか観察できませんでしたが、 この「稲荷山トンネル」は地面も乾いており非常に歩きやすいです。 [マウスオーバーで見上げた写真が表示されます] |
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そして、振り返り!!! これまた他の2つのトンネルとは違う風景です。 倒木は台風の影響かと思います。 |
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「御手洗トンネル」よりも長そうです。 しかも、出口付近の地面が反射しているような... また水浸しか?? |
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再度振り返ります。今度は何もありませんように。 | |
退避坑をぱちり。勿論誰もいません。 | |
足元に違和感を感じ、視線を落とすと、 確かに何かありますが、枕木とは違うように思いました。 「御手洗トンネル」出口付近のもこれかしら? |
出口です。煉瓦アーチの形が歪ですが...? | |
どちら側も崩れてしまっています。 | |
こんなものが落ちてきたら洒落になりませんので、急いで脱出します。 | |
「新・鉄道廃線跡を歩く4 近畿・中国編」の表紙にもなっているこの坑門。 確かに今までの坑門の中で最も「廃」を感じさせてくれますねぇ。 |
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少し退いてぱちり。山側に石垣が確認できると思います。 | |
本当にいろいろなものが落ちています。 写真右上にあるのは坑門のアーチ部分でしょう。 |
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坑門左側は絶えず水が流れており、あまり近づきたくありません。 | |
現行路線はすぐ近くにあり、電車から坑門を確認することが出来ると思います。 (現行路線との接続を取り忘れました...) では、帰ることにしましょう。 |
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新宮方の石積みです。こちらは崩壊の危険はしばらくなさそうです。 | |
そして、前を見ると大量の倒木が... 身長が小さくてよかった(笑) 倒木地帯の先に左(山側)に道筋が見えるのですが、時間の都合上今回はパスです。 |
さて、目の前には現行「御手洗トンネル」、 左前には旧「御手洗トンネル」(超☆崩落)があります。 時刻表を見ると、列車はしばらく通りそうにありません。 しかし今は長靴を装備しています。これは無理でしょう...? |
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現行「御手洗トンネル」、全長174mですか。 電車であればあっという間でしょうね。 何だかデジャヴですね。 |
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旧「御手洗トンネル」前に靴を置いてきたので取りに行きます。 幸い、靴は無事でした。 |
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暫く待機していると、くろしお号が通過していきました。 余談ですが、国鉄色から塗り替えてしまったのが悲しいです... |
ところ変わりまして、写真は「大狗子トンネル」宇久井方です。 | |
石垣は鉄道時代のものでしょうか? | |
他のトンネルと比較すると、拡幅工事を受けているのがはっきりわかります。 コンクリが溶け出し、あちこちで水漏れしていますが、 現役としても活躍できるように思います。 [マウスオーバーで旧「袖摺トンネル」に切り替えます] |
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那智方の扁額には 道隧子狗大 とあります。 [マウスオーバーで拡大画像が表示されます] |
こちらは「小狗子トンネル」宇久井方...ですが、道路が崩落しています。 | |
がんばれ長野橋!!! | |
小狗子 トンネル 長さ 195m とあります。 「大狗子トンネル」より長いようです。 [マウスオーバーで拡大画像が表示されます] |
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歩行者と自動車が対等なトンネルです(笑) | |
那智方の扁額には 小狗子隧道 とあります。 「大狗子隧道」は右横書きで「小狗子隧道」が左横書き??なぜ一緒ではないのでしょうか??? [マウスオーバーで拡大画像が表示されます] |
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因みに、現行「小狗子トンネル」は全長283mです。 | |
小狗子トンネル 1980年 3月 近畿地方建設局 延長283.0M 巾7.5M 高4.5M 施工 K.K.大本組 とあります。 つまり、旧「小狗子トンネル」は1980年まで現役だったということになります。 確かに拡幅工事はしてあるので、使えるでしょうが、歩行者は怖すぎです... |
(写真はこの後行った謎の林道です。 この先に柵があったので目的地まで進めませんでした。) これで新宮鉄道の探索は一旦終了となります。 どれも素晴らしいトンネルたちですので、 いつまでもその姿を留めていてもらいたいですねぇ。 因みに、セイタイトー南紀のbeatmania IIDX筐体は撤去されてしまいました... 新宮鉄道(旧紀勢中線) 第四.五次探索に続きます... |