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新宮鉄道(旧紀勢中線) 第四次探索 - Frost Moon Project アクセスランキング

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新宮鉄道(旧紀勢中線) 第四次探索

概要
新宮鉄道は明治43年に会社設立、大正2年に新宮~勝浦間が全通した鉄道で、
昭和9年に国鉄に買収され、紀勢中線(後の紀勢本線)となりました。
新宮鉄道には、合わせて5つのトンネルがあり、その内勝浦側の「大狗子トンネル」「小狗子トンネル」は車道用に拡幅、コンクリート補強工事を受け、
国道42号線のトンネルとして活躍していましたが、新トンネル開通により旧トンネルとなりました。
残りの「袖摺トンネル」「御手洗トンネル」「稲荷山トンネル」の3つのトンネルは紀勢中線全通に合わせた路線の付け替えの際に廃棄されました。

今回は、2012年3月の全トンネル調査をお届けします。

#和歌山県教育センター学びの丘様には旧「御手洗トンネル」が「三輪崎トンネル」として掲載されていますが、
今回は旧トンネルの名称は現行トンネルに合わせたものにして紹介します。

新宮鉄道(旧紀勢中線) 第四.五次探索にてトンネルの長さを調査しました。
新宮鉄道(旧紀勢中線) 第五次探索にて再訪しました。
那智川橋梁
2011年のあの台風12号により、流出した那智川橋梁。早期復旧が最優先され、なんとたった三ヶ月で運転再開しました。
そこで、気になるのは、現行路線より海側に残る新宮鉄道時代の橋台、橋脚の土台です。
橋脚は... 現場に向かい、ぱちり。すると、写真右側に橋台が確認できると思います。
が、橋脚の方は...水位が高いため確認することが出来ません。
[マウスオーバーで拡大画像が表示されます]
橋台に... 橋台の方を改めてみますと...
[?][?]テキ基面
言わんとすることは分かりますが...なんと読むのでしょう?
[マウスオーバーで拡大画像が表示されます]

(この後井関地区を見て回ったのですが...復旧にはまだまだほど遠く思えました。
それ程被害は甚大であったのでしょう。
幼いころ行った温泉施設も流されてしまい...
亡くなった方々のご冥福を心よりお祈りすると共に、一日も早い復興を願いたいと思います。)
二度目の旧橋梁
さて翌日、前回と似たような時間に似たような場所でぱちりしました。
今回こそ、中に入りますよ!!!
山側を見ると、第一次探索時発見した坑門が見えています。
後で来るから待っててね!!!
振り返りぱちり。
なんと、廃レポ初の縦長写真です。あまりに美しかったもので(笑)
旧国道橋梁が見えてきました。その向こうには現行紀勢線橋梁も見えます。
橋梁前までやってきました。
新ジャンル誕生!!!
見えてる!!! 「通行止」と言いつつ、右側のフェンスが普通に開いていると言うツンデレちゃんです。

...って
見えてる!!!
見えてる!!!

[マウスオーバーで拡大画像が表示されます]
これじゃあ国道からも丸見えじゃないですかやだー
新ジャンル「ドジッ坑門」
誕生の瞬間です。(何処かしら卑猥な響き)

旧橋梁に立ち、現行路線の方を見ると...
魔が堕ちる夜
橋台が... あああああぁぁぁ!!!
今まで姿を現さなかった橋台が...
堕 ち て る !!!
もうダブル☆オドロキですよね。
[マウスオーバーで拡大画像が表示されます]
裁かれるうぅぅ
橋梁を渡り終えました。
フェンスをつかんだ瞬間、とげとげさんの裁きを受けたので、
ちょうど溝になっているところを歩いていきます。
謎の階段部分に到着です。
そう言えばこの階段の後ろを、前回もしっかり確認していないなぁと思い、振り返ると...
. . . .
国道に接続しているようにも見えなくな...いえいえ、そんなことあろうものなら...先程の裁きを受けた自分がばかみたいです。
こ...これは後で要調査ですね...!!!
ドジッ坑門
旧国道と国道のツーショットです。
そして振り返ると...
              \    \   ,. - ――‐ - 、      /
                \       /            `ー 、 /    /
                        / / // / //      ヽ    /
    ┌┐    ┌──┐      /./   / ,/ / // / ̄ヽ ヽ  ',.  /           ┌─┐
┌─┘└─┐│┌┐│       || ,/ /| /|//レ'    \ヽ . l /          │  │
└─┐┌─┘│└┘│┌─┐ || | /○     ○  |||  /┌───┐│  │
┌─┘└─┐│┌┐││  │ ! |  |´///____///  | | |   / .|      ││  │
└─┐┌─┘└┘││└─┘ ! |  |  |     |   |l |. /  └───┘└─┘
    ││        ││      | l |   |     |   | | .l /          ┌─┐
    └┘        └┘        !.|  |ヽ、ヽ____/   /! ! | /.            └─┘
                     | |  | l `>t----j‐<i | | |       /
.               \    | \_! ,イト、___/|゙ト、 l |     /
                  \   ヽ、i | !|         !.|.|/    /
また会いましたね お久しぶりです。
お変わりないようで何よりです。
[マウスオーバーで第二次探索時の画像が表示されます]
中を覗き込むと...向こう側の光が見えます!!!
崩落による閉塞もなさそうですね。
石垣の方(谷積みと言う積み方らしいです)は少し不安になるところもありますが、崩落はなさそうです。
アーチも万全とは言い難いですが、第二次探索時と殆ど変化はありません。
華麗な装飾はなくとも、持つものは持っているのが素晴らしいです。
Give up 寸前? 出た必殺の振り返り!!!
少し中に入ってみると(初めて!)
少々の瓦礫はありますが、そこから先は平坦な地面が続きそうです。
亀裂 上を見上げると、大きな亀裂が入っていて、今にも落ちてきそうですが、
少なくとも4年はこの状態なのですよねぇ。(よとと様が2008年に訪問し亀裂を確認しているため)
[マウスオーバーで拡大画像が表示されます]
亀裂から先は白化も少なく、煉瓦の色がよく判ります。

そして念願の...
振 り 返 り !!!
...感動です(´;ω;`)
瓦礫を越えたところで、再度振り返ります。
暫く立ち尽くしました。
顔が濡れると力が出ない
立ち尽くしたのは、美しさに感動したこともありますが、現実から目をそらすためでもありました(笑)
明らかにダメな感じの音がします。

ここに来るまでも、多少の天井からの水漏れ?はありましたが、これはちょっと多過ぎませんか?
地面も濡れていますし...

この時長靴を持っていなかったことと、例え越えたとしても、
出口に辿り着くのは難しい(このページ最下部のリンクから飛べる、よとと様のレポート参照)ので、撤退です。
当初の目的である、振り返りも撮影できましたし、その他いろいろ発見もありましたので、未練はありません。
おかえりなさい、まほろさん
本日二度目の縦長写真です。
先程の振り返りとあまり変化はありませんが、何故か惹かれるところがありました。
   ,,v‐v-/l_  (⌒)
  _「/ ̄  く   /
  lYノノ/_ノl_ヽ))
  <イ( l l )l>  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 <|)'|l、"(フノ|l  < ポイ捨てはいけないと思います!
  ,(ヨリ<>o<>リ']  \______________
  |ト‐!]-ム- i']l
  ヽ_ノv__l/ /
.  ノ[//‐─‐/_/、
 ( /E|,   (フlヨ \
 ,-| El___lヨ /
└-\`^^^^^^´/
現行路線はすぐそこなのに...
トンネルから出て、右に行くと旧国道に出ますが、左に行ってみると...
境界標がありました。どうやらここから先は会社の敷地内となるようですので、撤退します。
太陽と共に...と思ったのですが、うまく撮影できませんでした。
ピラスターをぱちり。
怖かったので上までは登れませんでした。
ついに明かされる驚愕の事実!!!
さてさて、問題の謎の通路を調査しましょう。
旧国道橋梁を渡ってくると、左側に見えるフェンスのこちら側に出てくるのですが、
階段を上ると向こう側に行けそうですね...
明らかに人の立ち入った跡が...

さらに足を進めます。
先程ショックを受けたあたりから同じようにぱちり。
...ちょっと横を見てみることにしましょう。
旧橋梁が見えます。
これが現役時代だった頃は、今立つ所も車道だったのでしょうか?
かなりの急カーブです。
あぁ...終わりが見えてきました。
もし、出口がガードレールで囲まれていて、乗り越えなければ国道に出れない、とかならまだ救われるのですが...
!!!良い感じです。これは明らかに囲まれてますよね。
そりゃそうでしょう。
車を避けるために、ガードレールの内側を歩いていたら、
いつの間にかぁゃιぃトンネル前にいた!!なんて可笑しいですよね。
可笑しいよね 可笑しいですよね...
可笑しいですよね......
可笑しいでs.........
..................

[マウスオーバーで拡大画像が表示されます]
もうやめて下さい!!!
なんてきれいなのでしょう。
さぁ、反対側に向かいますよ!!!
良かったです!!!
崩落などはなく、第二次探索時と同じ姿でトンネルはありました。
トンネルは。

視線を少し落とすと...
      ト、                  ______)
     「::::\┐  _,,. --──- 、..,,_    `ヽ.  で  泣  も   
   r-‐'へ::::::::!_'´ __,,,,......,,,,,__    `ヽ、    ', す い  う  
   >:、:;::::::>''"´       `"'' 、   ':,   i. よ て   や  
  └─ァ''"  /            `':.,  ',.   !!  る  め  
     ,:' /   / ,' /  ,' i.  ', ':,  i    ',!  i.  |.   子   て 
   / ,'  .,'`メ、!,_,/ ./! 、i__,,!イ .|.  i ,ゝ |  |.   も  .下  
   ,'  i   ,!/,.-ァー;' / !/ァ;ー'-r'、 ! /__」  |   |    い  さ  
   i   ! ハ!イ i `ハ     i `'ハ Y/ i/  ; |  |.   る   い
  └'^iー! ,iヘ ':,_ン    ':,__ン ノ!'  |  i. i  ,'    ん   ! !
    ,:'  .!.7,.,.,     '     .,.,., ,'!  .!  | |∠,_    ________
 o ゜/  ,:'. ト、   r‐,-‐ ''"´`ヽ. / ;   |  ! !  `Y´ ̄
   ,' .// i. `i:.、.,!/      ,.イ,:' ,'   | ,'i .|
   レヘ_/ヽ. !ァ''"´ `ヾi、ー=''"/ヨ___,/、___!へr┘
       /      ヾ!二へ/:::::ト,.-'‐'^ヽ,
       ,'        ',l>く}:::7    rノ   ,. '"´ ̄`ヽ.  っ
     K_    _,r-イYン/ムi:::::/   ,ノ´  /        ', っ
       /Y>ベ´   '';:::::io:/   ,イ   /           !
     ,.:':::::ヽ、ン':,    ヽ/   ,イ /゙,ー、,'   、    ,.-‐、,'
   /:::/:::::::::::::::::ヽ.   '    ,.;'ヾ/、/_/ノ  ヽ. ヽ,/,.-‐'/
 ,く:::::::/::::::::::::::::::::::::`ヽ、___,.,.イi `'ー'^''‐'/      ヽ.,/ (___)
'´::ヽ`'::、::::::::::::::::::::::::::::::::/!::::::::::!    ,'       ,.:'"´
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::::::;'::::::!::::::::::';:::::::::::\:::::::::::::::::!:::::::':,   ヽ、       ノ ノi

宇久井方はトンネル内部だけでなく、坑門前までも不法投棄されてしまうとは...
近くに「不法投棄はいけないよ」の立札があるというのに!!!
しかも、倉庫前ではよくごみを燃やしているそうです。
なんと不運な宇久井方...
内部を観察しようにも、投棄物が邪魔で進めません。 乗り越えようとして上に乗るのも危なそうですし...
残念ながらここは撤退です。
解読不能/ジン
これだけでは寂しいので、再び佐野方坑門に来ました。 ...例の通路を利用して。 やはり何度見ても素晴らしいです。
ふと横を見ると、
殿和田の森城跡
とあります。調べてみると、所有者は先程の境界標にあった会社でした。
それよりも、
そこに看板を掲げてもだれも見えないよ
と思うのですが...もしや旧「袖摺トンネル」探索者をターゲットにしているのか!?
旧橋梁の親柱をぱちり。
しかしこれは一文字も解読不能です...
解読不能/ジン 佐野側に渡り、同じように撮影しますが、全く読めません。
[マウスオーバーで親柱を切り替えます]
しょうらいはし 現行の橋の名前は「松籟橋」(しょうらいはし)と言いますが...
旧橋梁の親柱に「松」の字があるかどうかわかりません。
1971年3月
とありますが、それまでは旧橋梁だったということですよね。往時の交通情勢に見合っていたのでしょうか?


新宮鉄道(旧紀勢中線) 第五次探索にて一部銘板が解読出来ました。


[マウスオーバーで写真を切り替えます]
魔が堕ちる夜2
佐野川とスーパーセンターの間にある獣道に入り、川の方を見てみると、
やはり橋台が完全に落ちています。
ありがとうドジッ坑門
ドジッ坑門 最後に、現行?松籟橋からぱちり。
ドジッ坑門を持つ旧「袖摺トンネル」さんでした。
[マウスオーバーで拡大画像が表示されます]
デブでも食ってろ
高野坂入り口 三輪崎駅から新宮方面へ、海側の線路沿いに歩くと、写真のような所に到着します。
実は、これ世界遺産への入り口なのですよ?判り辛いですね(笑)
(高野坂へのもう一つの入口が山側の線路沿いにあり、そちらから入るのが普通のようです。)
[マウスオーバーで拡大画像が表示されます]
高野坂入り口 1.5km...ピザにはきついのです。
[マウスオーバーで拡大画像が表示されます]
と言いつつも、時間がありませんから、小走りで進みます。
見える!! 見えるぞ!!
海がきれいですねぇ。場所は、簡易展望所?のようで手すりがあるのが特徴です。
ここで、右側の斜面を覗きますと...
先人の方々の道筋が見えなくもないですが、
高野坂入り口から旧「御手洗トンネル」にアクセスできるのは、第三次探索で確認済みですから、
今回は斜面を下るのはパスします。
持ち物:時刻表
高野坂入り口に到着です。
まず、橋梁の確認に行きましょう。
前回とは別のアングルからぱちり。
さて、では早速トンネルに向かいましょう。
時刻表と睨めっこしつつ線路脇を進みます。
謎の鉄道遺構 謎の鉄道遺構も健在です。
[マウスオーバーで写真を切り替えます]
「待避禁止区間」に入りました!!!
時刻表を見る限り電車は来ませんが、先を急ぎます。
待たせたな!(ONLY ONE)
先人様方の拓いた道筋が現れました。
これを進むと第三次探索の際、自分を撤退に追いやった激藪が...
何か見えます な い !!!
その上、道が出来ていますし。何か向こうに見えますし。
[マウスオーバーで拡大画像が表示されます]
                                        __
                                       , '"´    ̄` 、 /Z
  ┏┓  ┏━━┓         ___,. --- .             / /   イ i  ヽ   ヾイ         ┏━┓
┏┛┗┓┃┏┓┃      ,.-‐'´   ,   ヽ.          .' 〃 /||!|. l   .い          ┃  ┃
┗┓┏┛┃┗┛┃┏━━ /亅  ノ /     ト、━━━━ i i./|/  !ハl i| | iト'━━━━┓┃  ┃
┏┛┗┓┃┏┓┃┃    { {  / 〈.   /  ! \_ ,r┐  | ルfホ.  l!≦小!  ! リ         ┃┃  ┃
┗┓┏┛┗┛┃┃┗━━ ヽヽ ヽ ___、__,⊥  }  |i ヽ_l━ l | tリ ,   {tリ !  !v━━━━━┛┗━┛
  ┃┃      ┃┃       ヽゝ{__     _/   !!  `ヽ.| l、  r‐‐、 `゜ | /ノ'          ┏━┓
  ┗┛      ┗┛        `¨ぃこヱ孑'         ぃ| !ヽ._  ノ  ,..|v'´           ┗━┛
                       `ー―---‐、¬¬-、_  / ,'ー-、_、Z¨´_}}|(う、
                             冫こ__ラーV /|   } } ̄ !厂フ′
                            〃L// /¨7/ ァ‐¬ート、__廴/
テッテレレッテーテーテーテー
トンネル前の泥濘、なかなか深いです。
ここで登場、トンネル探索者の七つ道具の一つ、
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜長靴゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!☆
早速装備し、トンネルの前に立ちます。
嵌っている... すでに泥中、首まで
旧「袖摺トンネル」に比べて、煉瓦の色が落ちてしまっているように感じます。
振り返ると、泥濘だらけの地面が。
見た目ではちょっと湿っているだけかなぁと思えますが...山をなめてました。
右側を見ると、石組の水路が健在でした。
下にはかなりに水が溜まっています。
装飾を観察してみると...旧「袖摺トンネル」と同じのようです。
よとと様はあの上に登ったとのことですが、ちょっと自分には難しいです。
ピラスター!!ピラスター!!
誰も中にいませんでしたからねぇ、誰か中にいれば良かったんですけどねー(CV:ktzw3)
中に入ってみると、一面水浸しで、しかも出口付近はかなり水を含んでいそうです。
旧「御手洗トンネル」初の振り返り。
旧「袖摺トンネル」とはまた一味違う風景に感動です。
百均で売っているような懐中電灯しか手元にないため、少し不安です。
誰もいないか確認するため、振り返り。左に退避坑が見えます。
煉瓦の色がよく判ります。
上から落ちてくる水にビビりつつ順調に前に進みます。
...泥濘がひどくなってきました。
写真は引き返そうかと思い振り返ったところです。
しかし、ここまできたのですから、最後まで行きましょう!!
いきなり現れた退避坑に驚きます。
中に誰もいませんよ...
出口に近づくにつれ、足元に何やら枕木があるように思えますが、
泥に埋もれて何も見えません。
超☆崩落
出口です。新たな崩壊もなさそうで安心。謎の丸太もあってなお安心?
土砂の上からぱちり。
泥濘の酷さがよく判ります。
酷い...と言いましても、足首より少し上位ですので、長靴があれば大丈夫です。
脱出です。
実は脱出の際、腰をぶつけてしまいましたが、
崩れることはなかったので良かったです。
しかし、反省しなければ...
前を見るとトンネルの坑門が見えます。
「稲荷山トンネル」でしょうか?
いいえ「御手洗トンネル」です。
トンネル前で呆然としている第三次探索時の自分が見えてきます(笑)
今も三輪崎方から入ろうなんて思いませんが。
振り返ると崩落箇所が見えます。
何時また崩落するか判らないので、いち早い脱出を計ります。
要石が確認できました。
第三次探索時にはなかった先人様の道筋が見えます。
三輪崎方坑門をぱちり。が、緑に覆われ、その全容は殆ど掴めません。
ピラスターがあります!!
反対側でも確認できました!!!
御手洗トンネル三輪崎方坑門 第三次探索時を思い出します...全く変わりのないその姿に感動です(´;ω;`)
[マウスオーバーで第三次探索時の写真が表示されます]
御手洗トンネル三輪崎方坑門2 少し離れると、微かに煉瓦アーチが確認できるのみで、
トンネルがそこにあると判る人は少ないでしょう。
[マウスオーバーで第三次探索時の写真が表示されます]
御手洗トンネル三輪崎方坑門3 廃トンネルと現行トンネルのツーショットです。
[マウスオーバーで第三次探索時の写真が表示されます]
木本、路面跡に斃れる。
現行「稲荷山トンネル」です。
そして、同じ立ち位置から山側を見ると...
ここにも先人たちの道筋が!!!???
しかし、それに釣られてすぐ緑の海に飛び込むと...
ご覧の溝にボッシュートしてしまいます。
見た感じでは深さが判りません。
ご注意ください。
先人様方の道筋を辿っていくと...
                     /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
                   /:::::::::::::::::::::::::::::::丶::::::::::::::::::::\
                  /::::::::::::/:::::/:::::,::::i::::::::|::::::::::ヽ:::::::::::\
                 /:::::::::::::/:::::/:::::/::::::|:;::::::|::ヽ:::::::ヽ:::::::::::ヽ
                 /::::::::::::/::::,:/::::::/:::i::||:|::::::|::::|::::i::::::|::::::::::::》
                 |:::::|:::i::|:::::|:||::::/|::://|イ:::::|::::::|:::|:::::::|::i:::::::::|:|
                |::::::|::|::|:::::イ||::::| |::::/ |:::::人:::||::|_-:::|:::|:::i:::::||
  ┏┓  ┏━━┓     |:::i:|:::|::|::::||:||≧ト|メ、 |:::/ ,|:/≦|:::::/::/:::::|:::|||....   ┏━┓
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┗┓┏┛┗┛┃┃┗━━リ|:::::ゞヽ:::|  ゛゛゛    i  """ .ノ:ノリ|━━━━┛┗━┛
  ┃┃      ┃┃     ノヽ::|::ト\|:ゝ       _    ∠/i:::||..        ┏━┓
  ┗┛      ┗┛      ヽ|::|ヽ|ヽヽ     / .|     ノ,ノ|ノリヽ.       ┗━┛
                  `:ゝリV\|‐ 、_   ̄   /|/' リ/
                  __ __.∠|, ‐、_ー---i'~r--、_ 、_
                 /ヘ\ヽ  r⌒/~ヽ┘   ..r - <~T |/:/ノ- 、
               /ヾ:\\ヽ| /  /⌒/ヽ, i´ヽ ヽ i |ノ/:::::::::|
               |::::::::\:::\\|  ´  / /.y| ヽ  `  |/::::::/::::|
              .|::::::::::::::\:::y´ヽ     |T.')      /、:::/::::::::|
装飾は他のトンネルと同じです。
美しい煉瓦アーチと...謎の穴。
中を覗き込みますが、崩落しているので、あまり勉強になりません。
稲荷山トンネルの美しき煉瓦たち いやぁ、本当に美しい。
「袖摺トンネル」は瓦礫があり、
「御手洗トンネル」は水浸しでなかなか観察できませんでしたが、
この「稲荷山トンネル」は地面も乾いており非常に歩きやすいです。
[マウスオーバーで見上げた写真が表示されます]
そして、振り返り!!!
これまた他の2つのトンネルとは違う風景です。
倒木は台風の影響かと思います。
「御手洗トンネル」よりも長そうです。
しかも、出口付近の地面が反射しているような...
また水浸しか??
再度振り返ります。今度は何もありませんように。
退避坑をぱちり。勿論誰もいません。
足元に違和感を感じ、視線を落とすと、
確かに何かありますが、枕木とは違うように思いました。
「御手洗トンネル」出口付近のもこれかしら?
旧「稲荷山トンネル」、お前もか
出口です。煉瓦アーチの形が歪ですが...?
どちら側も崩れてしまっています。
こんなものが落ちてきたら洒落になりませんので、急いで脱出します。
「新・鉄道廃線跡を歩く4 近畿・中国編」の表紙にもなっているこの坑門。
確かに今までの坑門の中で最も「廃」を感じさせてくれますねぇ。
少し退いてぱちり。山側に石垣が確認できると思います。
本当にいろいろなものが落ちています。
写真右上にあるのは坑門のアーチ部分でしょう。
坑門左側は絶えず水が流れており、あまり近づきたくありません。
現行路線はすぐ近くにあり、電車から坑門を確認することが出来ると思います。
(現行路線との接続を取り忘れました...)
では、帰ることにしましょう。
新宮方の石積みです。こちらは崩壊の危険はしばらくなさそうです。
そして、前を見ると大量の倒木が...
身長が小さくてよかった(笑)

倒木地帯の先に左(山側)に道筋が見えるのですが、時間の都合上今回はパスです。
Deja Vu/皆川純子
さて、目の前には現行「御手洗トンネル」、
左前には旧「御手洗トンネル」(超☆崩落)があります。
時刻表を見ると、列車はしばらく通りそうにありません。
しかし今は長靴を装備しています。これは無理でしょう...?
現行「御手洗トンネル」、全長174mですか。
電車であればあっという間でしょうね。

何だかデジャヴですね。
旧「御手洗トンネル」前に靴を置いてきたので取りに行きます。
幸い、靴は無事でした。
暫く待機していると、くろしお号が通過していきました。
余談ですが、国鉄色から塗り替えてしまったのが悲しいです...
「大....い、狗子トンネル」
ところ変わりまして、写真は「大狗子トンネル」宇久井方です。
石垣は鉄道時代のものでしょうか?
拡幅工事 他のトンネルと比較すると、拡幅工事を受けているのがはっきりわかります。

コンクリが溶け出し、あちこちで水漏れしていますが、
現役としても活躍できるように思います。
[マウスオーバーで旧「袖摺トンネル」に切り替えます]
大狗子隧道 那智方の扁額には
道隧子狗大
とあります。
[マウスオーバーで拡大画像が表示されます]
白線の内側までお下がりください
こちらは「小狗子トンネル」宇久井方...ですが、道路が崩落しています。
がんばれ長野橋!!!
小狗子隧道 小狗子
トンネル
長さ 195m

とあります。
「大狗子トンネル」より長いようです。
[マウスオーバーで拡大画像が表示されます]
歩行者と自動車が対等なトンネルです(笑)
小狗子隧道 那智方の扁額には
小狗子隧道
とあります。
「大狗子隧道」は右横書きで「小狗子隧道」が左横書き??なぜ一緒ではないのでしょうか???
[マウスオーバーで拡大画像が表示されます]
因みに、現行「小狗子トンネル」は全長283mです。
小狗子トンネル
1980年 3月
近畿地方建設局
延長283.0M 巾7.5M
高4.5M
施工 K.K.大本組

とあります。
つまり、旧「小狗子トンネル」は1980年まで現役だったということになります。
確かに拡幅工事はしてあるので、使えるでしょうが、歩行者は怖すぎです...
Lincle稼働していたのに...
(写真はこの後行った謎の林道です。
この先に柵があったので目的地まで進めませんでした。)

これで新宮鉄道の探索は一旦終了となります。
どれも素晴らしいトンネルたちですので、
いつまでもその姿を留めていてもらいたいですねぇ。

因みに、セイタイトー南紀のbeatmania IIDX筐体は撤去されてしまいました...


新宮鉄道(旧紀勢中線) 第四.五次探索に続きます...
所在地
*正確な位置ではありません。あくまで目安です。

*Googleマップの仕様変更により、以下の地図は正しい位置を示していない可能性があります!!!
マピオン版を参考にして下さい。


旧那智川橋梁の位置は以下の通りです。
マピオン: 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町天満の地図(33.63565395936297,135.93708894929392,1/1500)
Google マップ: 33.639052, 135.934240

大きな地図で見る 旧袖摺トンネルの位置は以下の通りです。
マピオン: 和歌山県新宮市佐野の地図(33.66784873427465,135.97387639622045,1/1500)
Google マップ: 33.671205, 135.970975 から 33.668796, 135.972467

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旧御手洗トンネルの位置は以下の通りです。
マピオン: 和歌山県新宮市三輪崎の地図(33.69393218278066,135.99454285597025,1/1500)
Google マップ: 33.697293, 135.991808 から 33.698750, 135.992031

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旧稲荷山トンネルの位置は以下の通りです。
マピオン: 和歌山県新宮市三輪崎の地図(33.693117554469275,135.9945095513711,1/1500)
Google マップ: 33.696499, 135.991526 から 33.694722, 135.991242

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小狗子トンネルの位置は以下の通りです。
マピオン: 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町宇久井の地図(33.652094522669636,135.9667686627203,1/1500)
Google マップ:

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大狗子トンネルの位置は以下の通りです。
マピオン: 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町狗子ノ川の地図(33.64821827686195,135.95879609025536,1/1500)
Google マップ:

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参考文献
今尾 恵介様 編著 新・鉄道廃線跡を歩く4 近畿・中国編
よとと様 紀勢本線廃線跡トンネル
Wikipedia 紀勢本線
総本家青信号特派員様 流された鉄橋の下の廃線跡(1)(2)(3)
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