Home > 廃レポ > 旧池田隧道2012 ~神通からこんにちは~
写真は「防犯カメラ作動中」ののぼり旗が目印の脇道に入り、右折したところにあるコンクリ橋です。 春が近づいているとはいえ肌寒く、橋は凍っていて、かなり滑ります。 |
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泥濘に気を付けつつ、前へと進んでいきます。 |
特に問題も無く、旧池田隧道に到着!なのですが、、、 前回探索時と劇的に変わっているところありませんか? [マウスオーバーで前回探索時の画像が表示されます] |
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そうです!!前回探索時、自分を撤退に追いやったあのバリケードが、壊されています!!! おかげで写真の様な振り返りも出来ちゃいます。 |
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内部は前回と特に変化はなさそうですが...? お邪魔してみましょう。 |
旧池田隧道名物、素掘り区間。 岩盤のためでしょうか? |
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再度振り返ります。坑門はフランス積みでしたが、内部は長手積みみたいです。 ふにゃふにゃの煉瓦の列が手掘り感を醸し出しています。 [マウスオーバーで拡大画像が表示されます] |
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煉瓦が幾つか崩落しているようですが、殆ど残っています。 地面は舗装されておらず、ごつごつとしていますが、乾いており、歩きやすいです。 |
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反対側と同じ装飾+扁額と思われますが、良く見るとイギリス積みだったりすると言う細かな違いが... おしゃれです。 |
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扁額に注目しますと....確かに、 道隧田池 の文字が!!! |
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後ろを振り返ってみると、直ぐに崖になっており、走行音は聞こえるものの、ここでは車や道は確認できません。 |
隧道を出て右手を見ると、普通に歩けそうな道が続いています。 | |
少し進んで振り返り。 刈り払いでもされているのか、非常に歩きやすいです。 |
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夏にはちょっと遠慮したい道です。 木の枝が邪魔なのはこの辺りだけで、その他は高野坂(詳しくは後々のレポートにて)より歩きやすいです。 |
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明らかに人の手が入っています。 この道は現在も使用されているのでしょうか。 それからすぐ... |
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道 が 消 え て る !!! 真っ直ぐ行く道が消え、右手に続くかと思いきや... |
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見たところ、崩落しているようですね。 ここは元々車道(しかも県道!!)ですので、当時もこの道幅と言うことはないはずです。 (打田側隧道前のT字路や泉佐野側の隧道までの道のりも、元県道としては如何なものかと思いますが) K氏と相談し、装備が万全でないことと、既に当初の目的である隧道はクリアしていることから今回はここで撤退します。 |
先述の様に、車の走行音は聞こえているので、如何にか車道が見えないものかとやぶの中を覗き込むと... 見えました!!! 写真では判り辛いですが、実際には走る車の姿がよく見えます。 [マウスオーバーで拡大画像が表示されます] |
トンネルから見て左側を見てみると... 分岐しているようにみえますが、右は行ってはいけない雰囲気... 左に進むと、最初の分岐点の先と合流するらしいですが、先程と同じ理由で撤退です。 |
隧道前に戻り、石積みをぱちり。 どこも崩れずに残っており、頼もしい限りです。 |
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それでは、帰ることにしましょう。 写真を見ると、コンクリートが溶けだしていること、地面が凸凹であることがよく判ります。 |
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お約束の振り返りです。 右に見えるシャベルは私たちの持ち物ではありませんので。一応。 [マウスオーバーで再度振り返ります] |
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決して一直線に並んではいない煉瓦の列が、いい味を出しています。 | |
,,v‐v-/l_ (⌒) _「/ ̄ く / lYノノ/_ノl_ヽ)) <イ( l l )l> / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ <|)'|l、"(フノ|l < ポイ捨てはいけないと思います! ,(ヨリ<>o<>リ'] \______________ |ト‐!]-ム- i']l ヽ_ノv__l/ / . ノ[//‐─‐/_/、 ( /E|, (フlヨ \ ,-| El___lヨ / └-\`^^^^^^´/ |
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側溝をぱちり。 しかし、これ一体どうなっているのでしょう?まさか地面にも煉瓦が? 建築についての知識は皆無ですのでよく判りません。 |
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煉瓦が落ちてしまっています。 旧池田隧道が幾ら保存状態が良いとは言え、100年以上も経過すると多少の崩落はありますよね... |
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再度素掘り区間。この辺りも少し崩落しています。 | |
笠石が...崩れています。 | |
石積みは打田側と同様しっかりしています。 | |
泥濘に嵌り、どろどろになりながらコンクリ橋手前まで戻ってきました。 左を見ると、旧県道と思われる空間が... |
初めの分岐点を真っ直ぐ進むと、右手に「火の用心」の立札があるのですが... K氏のレーダーが反応!!! 裏側に回ってみると、 レ ー ル 発 見 ! ! ! 林鉄でしょうか? これは日を改めて調査することにしましょう。 |
前回調査しなかった旧道へお邪魔します!!! 何やら前方には橋らしきものが見えていますよ...? [マウスオーバーで拡大画像が表示されます] |
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池田橋...そのままですね。 [マウスオーバーで親柱を切り替えます] |
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昭和36年度 橋[?]修第八号 荷重 14屯 施工 山下組 「橋」の次の文字が読めません。手偏に「上」「日」??? |
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廃道/旧道のアイドル、カーブミラーさんです。 [マウスオーバーで拡大画像が表示されます] |
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奉納 南無地蔵菩薩 とあります。 この道が完全な「廃」でないのはこの為でしょうか。 |
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ガードレールをフル活用したベンチもあります。 | |
なかなか良い雰囲気になってまいりました。 | |
薄らと道筋が見えなくもないです... | |
藪トンネル(笑) この旧道、歩行者用としては今も利用されているように思えます。 恐らく現県道を歩くのは危険だからでしょう。 |
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すいません。暫く写真を取り忘れてしまいました... 写真は旧道から脱出し振り返ったところです。 不法投棄防止のため、通行止めにしていると言う旨の看板がありました。 因みに、前方に見えます橋の名前は「東谷橋」と言い、 旧道入り口付近の「池田橋」と同じ川(東谷川)に掛かる橋のようです。 [マウスオーバーで親柱の写真が表示されます] |
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(写真はこの後特攻した某林道のものです。因みに、時間の都合上走破していません...) 今回の探索はK氏無しでは実現不可能なことでありました。 数少ない同業者として協力してくださった氏に感謝を!!! (今回もまた宿題を残しましたので、もしや3度目の旧池田隧道探索も...?) 再訪しました!! |