明治四一 鹿ヶ瀬墜道開通
鹿ヶ瀬隧道 明治39年施工
上木津の交差点を(今度こそは)左折すると、他路線とは重複しない、 県道176号線のみの路線となります。 いきなりの狭路はご愛嬌!! [マウスオーバーでヘキサに切り替えます] |
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農地へ架かる橋。 (何だか如何わしいゲームっぽい)。 いつかは無想吊橋 *1 や、六厩川橋 *2 を攻略せんとする自分に対する試練か!!! 等と妄想しつつ先を急ぎます。 追記:実際に六厩川橋を目指してみました!!(こちら) |
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ぁゃιぃ通行止めの道発見。 が、すぐに県道に合流する道のようでスルーしました。 |
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この先 旧トンネル 通行できません 広川町 遂に新旧道の岐路に到着しました! [マウスオーバーで拡大します] |
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旧道に入り少し進むと、何やら向こう側に見えてきた様な? A型バリケードを超えると... [マウスオーバーで拡大します] |
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坑門は、アーチ以外はすべて石積みのようです。 この組み合わせ、今まで見てきた絶対数が少ないこともあるでしょうが、 なかなか珍しく感じられます。 笠石、帯石、扁額、要石、そしてピラスター...その豪華な組み合わせに、 当時の意気込みを感じます。 |
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洞 瀬 鹿 | |
見事なピラスター。 が、新宮鉄道(旧紀勢中線)の旧稲荷山トンネルの様に絶えず水が流れ落ちているため、 接近し辛いです。 |
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フェンスの間から洞内を観察してみます。 内部の煉瓦アーチは短く、すぐに素掘り(モルタル補修)へ変わるようです。 |
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白線のため、狭く感じられますが、幅は4mあり、大型車でも通行が可能だったと思われます。 | |
今度こそ空を見上げて。 フェンスが残念ですが、見事なアーチを確認できるかと思います。 |
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広川町方坑口前からの振り返りです。 バリケードから隧道に掛けて水たまりが多いのでご注意を。 |
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少し離れてぱちり。 さて、次は日高町方坑口を目指します!! |
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新鹿ヶ瀬トンネルです。 特筆すべきところはなさそう...と思いきや、 この扁額、何だかとても可愛らしく感じられる書体を用いて書かれています。 新ジャンルの予感!! [マウスオーバーで拡大します] |
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現在は国道42号線があるとは言え、1999年(平成11年)まで鹿瀬洞が現役だったことには驚かされます。 その上、2007年頃まで封鎖されていなかった *1 とか。 流石トンネル王国和歌山県... |
新鹿ヶ瀬トンネルを抜け、坂を下ると、 左手に鹿瀬洞へ続く旧道が現れますので、 そちらへよろよろと吸い込まれていきます。 (探索当時は新トンネルのすぐ横に、
広川町方と同じ様に旧道分岐があると思っていたので、 少し焦りました^^;) |
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数年前まで現役だったからか、路面の状態は良好で、 広川町方の様に水たまりも、バリケードもありません。 |
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写真では分かり難いですが、現道よりもかなり高い位置を旧道が通っています。 | |
鹿瀬洞日高町方坑口が見えてきました!!! 日高町方は日当たりが良いからか、全体的に鬱蒼としていて、 ここからではアーチより上部は確認できません。 そこで接近を試みようとしたところ、緊急事態が。 どうやら野生のサルと思われる動物が坑口付近の木にいる様で、 ヘタレな自分は容易に近づくことが出来ません... |
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折角此処まで来たのですから、せめて内部の確認を...! と思い、ぼたんを逃走方向に向け、坑口に何とか接近。 |
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アーチより下部の装飾は、広川町方と同じ様です。 | |
うーん。やはり扁額は確認できません。 | |
フェンスの隙間から洞内を覗き込みます。 広川町方とは違い、煉瓦のアーチが続いています。素晴らしい!! |
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オール煉瓦のアーチと側壁。 もっと観察したいのですが、現在その様な状況になく... 残念ながら撤退です... |
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損傷も僅かで、見事な煉瓦アーチを持つ鹿瀬洞も、 廃隧道となった今は、人々の記憶から消えつつあるのでしょうか... 「???」に続きます。 |