和田慎二『愛と死の砂時計』(別冊マーガレット、1973年、マーガレットコミックス版全1巻)

愛と死の砂時計
(MC-150)

初版	1974年4月20日
5版	1976年11月30日

収録作品:

愛と死の砂時計	別冊マーガレット	昭和48年8月号
姉貴は年した!?	別冊マーガレット	昭和47年8月号
パパとパイプ	別冊マーガレット	昭和48年6月号
兄貴にさようなら	デラックスマーガレット	昭和46年秋の号

作品かいせつ:

「愛と死の砂時計」は、別冊マーガレット48年8月号。「姉貴は年した!?」は、47年8月号。「パパとパイプ」は、48年6月号。「兄貴にさようなら」は、46年デラックスマーガレット秋の号に、掲載された好作品です。

愛と死の砂時計
神恭一郎初登場作です。
主人公・雪室杳子は保本登先生と結婚することになりました。
しかし、結婚式前日に保本先生は逮捕され、早々に死刑の判決が下ります。
死刑判決までのあまりの早さに疑問を抱いた神と杳子が、先生の無実を証明するため真犯人を探し出す物語です。
#柴田昌弘先生初アシスタントの作品です。
#別冊マーガレット目次によると、原作・武田武彦とクレジットがあるようです。

姉貴は年した!?
今年で19歳になるはずの姉・陽子がいきなり16歳の妹になる!?物語。
別に体が縮んだり若返った訳ではありません^^;

パパとパイプ
おなじみ恵子とパパシリーズ。
海抱石のパイプにまつわるパパとママの過去が明らかに。
若い頃のママはとびきり美しいですね^q^

兄貴にさようなら
この短編は第8版までの収録で、以降は「パパ!」に差し替えられています。
(情報元:だから大好き(~o~)　ヒゲクマ先生 | LIST-TITLES】兄貴にさようなら、兄貴にさようなら: 思い出マンガ館（懐古館　讃）

主人公・詠子は、喧嘩が絶えないながらも兄・雄二とは仲良しです。
ある日、兄は詠子に恋人・麻子を紹介します。
しかし、麻子が発話障害者と知った詠子は兄の結婚に猛反対。
普段は彼ら彼女らについて「なりたくてなったわけじゃない」と言いながらも、大好きな兄と結婚するとなると納得出来ない詠子。
両親の反対にも意思を曲げなかった兄は家を出て麻子と結婚することになります。
笑顔で送り出すも、最後には泣き崩れる詠子…
どうか幸せになって欲しいですね。