和田慎二『恐怖の復活』(プリンセス、1979年、プリンセスコミックス版全1巻)

恐怖の復活

初版	昭和55年2月15日
33刷	昭和63年7月20日

収録作品初出:

恐怖の復活	月刊プリンセス	1979年 9月号
ラムちゃんの戦争	月刊プリンセス	1978年 4月号
アラビアン狂想曲	月刊プリンセス	1976年 9月号

(掲載誌情報元:くだん書房：目録：マンガ：雑誌：秋田書店：プリンセス)

怪奇映画のBEST3は、なんと言っても″フランケンシュタイン″ ″ミイラ男″ ″半魚人″につきます。高校時代、学校をサボって上映館へ直行した記憶とダブります。この単行本は、いわばそのモンスターたちへのラブレターでありましょう。
なにしろ、三作ともそのテの傾向にどっぷりつかっていますから。
怪奇、特撮映画の好きなあなたにささげます!
乞う一読!!

[恐怖の復活]
かつて愛していた王女を想う、一途なミイラ男くんの物語。
わたしにとって、ミイラ男と言えば、「まんが世界ふしぎ物語」シリーズのラミィくんですが、こちらは少し怖め。

[ラムちゃんの戦争]
「わけがわからんマンガだ」
もう何でもアリの世界。
「恐怖の復活」との温度差が激しい作品。
このコメディタッチのまま「アラビアン狂想曲」へ…

[アラビアン狂想曲]
同じく中近東を舞台にした「炎の剣」とゴッチャになりますが、こちらはガメラのいとこが出演したり、「東村山音頭」を踊る方です。