初版 | 昭和60年11月1日 |
初出:
黄泉比良坂 | 1983年ボニータ9月号 |
クリスマス | 1976年プリンセス1月号 |
海底より | 1983年ひとみデラックス11月25日 |
シュリンクス・パーン | 1976年プリンセス5月号 |
幸福の王子 | 1975年プリンセス1月号 |
……先生、何か感想をいただかないと…。
「感想ですか…? ワタシ苦手なんですよね…」
……でも、カバーを白で出すわけいかないし…。
「困りましたネェ。 エェ、何とかならないかしら…」
……やっぱり、読者に先生の肉声というか…その…。
「肉声といっても、たいしたことありませんし…」
……うーん。 じゃ、この会話を載せるということで…。
「この会話ですか? まァ…それじゃ…」
……そうさせていただきます…。
「エェ…………」
黄泉比良坂
タイトルでネタバレシリーズ。
あの世とこの世の境にある黄泉比良坂をさまよう女の物語。
ラストの兄ちゃん可哀想…
クリスマス
四十を過ぎた妖精…
元ネタはトルーマン・カポーティ『クリスマスの思い出』で、このミス・スックは60歳。
海底より
海底は「おぞこ」と読みます。
平家の怨霊にまつわる物語。
シュリンクス・パーン
パーンでもありシュリンクスでもある子供…中性的な美って素敵。
珍しく(失礼)きれいなハッピーエンドとなります。
幸福の王子
オスカー・ワイルドの有名作をモチーフにした物語。
最期はやはり心臓(ハート)が…
それでも王子は幸福でした。



広告