木原としえ『天まであがれ!』(週刊マーガレット、1975年、マーガレットコミックス版全3巻)

1巻宿命の京都への巻
(MC-242)

初版	1976年7月20日
3版	1977年1月31日

収録作品初出:

天まであがれ!

週刊マーガレット

昭和50年 6号～15号

作品かいせつ:

「天まであがれ!」は、昭和50年の6号から36号までの31回にわたり、週刊マーガレットに連載され、ニュータイプ時代劇として話題をよんだ大力作です。「1巻」は、50年の6号から15号までの部分を収録。

2巻死病にかかって…の巻
(MC-246)

初版	1976年8月20日
3版	1977年1月31日

収録作品初出:

天まであがれ!

週刊マーガレット

昭和50年 15号～25号

作品かいせつ:

「天まであがれ!」は、昭和50年の6号から36号までの31回にわたり、週刊マーガレットに連載され、ニュータイプ時代劇として話題をよんだ大力作です。「2巻」は、50年の15号から25号までの部分を収録。

3巻ふたりの愛は永遠に!の巻
(MC-250)

初版	1976年9月20日
2版	1976年11月30日

収録作品初出:

天まであがれ!

週刊マーガレット

昭和50年 26号～36号

作品かいせつ:

「天まであがれ!」は、昭和50年の6号から36号までの31回にわたり、週刊マーガレットに連載され、ニュータイプ時代劇として話題をよんだ大力作です。「3巻」は、50年の26号から36号までの部分を収録。

読むたびに涙する、新撰組漫画の傑作です。
少女漫画としては、はじめて新撰組をテーマとした作品ではないでしょうか。
(作品名の通り色々と伝説になった)和田慎二先生の「あさぎ色の伝説」は翌年1976年からの掲載ですし。

文庫版あとがきの作品誕生秘話よると、3年掲載の予定であったもののアンケート結果が良くなく、結局ラブコメに展開して打ち切ることになったとか。
(天まであがれ！１（秋田文庫）/木原敏江秋田文庫 – 本：hontoネットストアのレビューより)
もし、予定の通り3年間連載されていたならば、より史実に基づいた漫画となっていたのでしょうか。
しかし、それだと少し退屈で、「刹那の青春」が伝わりにくくなってしまいます。
新撰組の最期までをきれいに3巻で描き切ったのが逆に良かったのかもしれませんね。