15 2月

倉多江美『エスの解放』(月刊ララ、1978年~1979年、花とゆめコミックス版全1巻)

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エスの解放
(HC-149)

初版 1979年3月20日

収録作品メモ:

エスの解放 昭和53年~昭和54年 ララ 9月号~2月号
エムの解放 書き下ろし

作品かいせつ:

近頃、少女まんが讃美論、再認識論めいたものがあって倉多江美はその中でも異色の…というリードを冠せられる最右翼のまんが家なわけですが、本人はいたってアッケラカンとして不思議なまんがを描く不思議な女人です。
「エスの解放」の主題は心理です。やっぱり異色ダなあ。

ある日、突然によびおこされた遠い記憶から、自分を見失い悲現実的な世界をさ迷う少女–。混沌とした心の奥底を巧みに描くエミのロマン・ワールド!!


倉多江美の代表作のひとつ。
主人公・樫山めいの見る夢、非現実的な世界。
その異様な雰囲気についつい引き込まれてしまいます。
そして、書き下ろし作品のエムの解放に思わずニヤリ…
精神世界や深層心理と言ったテーマはこの時代の少女漫画ならではですね。

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