31 5月

有吉京子『白い森の決闘』(週刊マーガレット、1975年、マーガレットレインボーコミックス版全1巻)

Pocket

  • DSC_0944_raw_s
  • DSC_0971_raw_s



  


白い森の決闘
(MRC-36)

初版 1977年3月25日

収録作品初出:

白い森の決闘 週刊マーガレット 1975年 27号~28号
花かんむりのおもいで 週刊マーガレット 1973年 22号

名作への招待:

「白い森の決闘」は週刊マーガレット昭和50年27・28号に掲載。片目のオヤジ(熊)を追う猟犬・カムイと猟師・俊治との深い愛が、涙をさそう感動の大型動物ドラマ。広大な北海道の自然にくり広げられるヒグマとの戦い。そしてついに、対決の日が…。 「花かんむりのおもいで」は48年22号。

  


白い森の決闘
舞台は北海道大雪山近郊。
母親を殺した熊「片目のオヤジ」を追うマタギの少年・俊治と相棒の熊犬・カムイの物語。
父親の最期、カムイとの別れ、そしてラストシーンと涙が止まらない作品。傑作。
#カムイかわいい、春子お嬢さま邪魔
細かいところは書かないので是非読んでね!…と言いたいところ、文庫/電子書籍化はされていないようです。
電子書籍化(等々)して頂いて、もう少し知名度が上がって欲しいですね。
#この作品が発表される5年前にあの福岡大ワンゲル部の事件が発生しています。
小説・戸川幸夫『羆荒れ』の連載が1974年6月12日~1975年4月21日(情報元:Wikipedia)だそうなので、この頃世間では羆が再注目されていたのでしょうか。
  

花かんむりのおもいで
昭和初期、とある村での物語。
村へ向かう道中、雪道で足を滑らし転落、母親は命を落としてしまった。
その娘・愛は助かったものの、失明してしまう。
母親は亡くなったため、愛の身元は不明のまま、炭焼きをしているごんぞうじいさんと孫・柾治の3人で過ごしていた。
ある日、愛が駆け落ちして村を出て行った地主の息子・一郎の子供であることが判明する。
また、時期悪くげんぞうじいさんが亡くなってしまい、愛は地主に引き取られることになった。
柾治は愛の目を治療するだけの医学を身につけるため、村を出た。必ず愛を迎えにくると誓って…
それから7年もの時が経ち、村へ戻ってきた柾治。
しかし、愛と地主の孫・健一との結婚式が明日に迫っていた–
…心動かされるエンディングですよ!

広告
TOPページ
蒐集匣蒐集匣(少女漫画データ、GAMEPACK、萌えアイコンソフト)
鉄道コム鉄道コム
広告
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。