『綿の国星』(わたのくにほし)は、大島弓子による日本の漫画作品。1978年から1987年にかけて『LaLa』(白泉社)に不定期連載された。1979年(昭和54年)度第3回講談社漫画賞少女部門受賞作。
(綿の国星 – Wikipediaより)
1巻
(HC-122)
<詳細情報>
初版 | 1978年6月20日 |
6版 | 1979年8月20日 |
第14刷 | 1982年6月20日 |
収録作品メモ:
夏のおわりのト短調 | 昭和52年 | ララ 10月号 |
綿の国星 | 昭和53年 | ララ 5月号 |
作品かいせつ:
大島弓子の作品で主人公の少女の目は、ワープ航法を知っているので一瞬のうちに真実を見てしまう。「夏のおわりのト短調」で健全そのものの家庭の内実が見えてしまうのは、揺れ動く少女の心こそ真実である証明であり、「綿の国星」で猫は人間の少女と同じ次元で描かれるのだ。
2巻
(HC-158)
<詳細情報>
初版 | 1979年6月20日 |
第19刷 | 1984年2月25日 |
収録作品メモ:
ペルシャ | 昭和53年 | ララ 9月号 |
シルク・ムーン・プチ・ロード | 昭和54年 | ララ 2月号 |
ミルクパン・ミルククラウン | 昭和54年 | ララ 6月号 |
(たそがれは逢魔の時間) | 昭和54年 | 週刊少女コミック 4号 |
作品かいせつ:
「綿の国星」が発表されるや、少女まんが近来の傑作という評価が各所から湧き上がった。少女の姿に仮託した”チビ猫”の世界は、まんがでなければ表現できないものであったし、現代少女まんがの質と可能性を衝撃的に提示した話題作であった。本巻はファン待望の続編である。
3巻
(HC-201)
<詳細情報>
初版 | 1980年4月24日 |
収録作品メモ:
カーニバル・ナイト | 昭和54年 | ララ 9月号 |
ピップ・パップ・ギー | 昭和55年 | ララ 1月号 |
日曜日にリンス | 昭和55年 | ララ 2月号 |
(赤すいか黄すいか) | 昭和54年 | 月刊セブンティーン 11月号 |
作品かいせつ:
三日月(クレセントムーン)の夜にカーニバルナイト──踊りつづけて夢の中、ねえ、時天、ラフィエル、お母さん、お父さん、みんな夢の中にもいてくれるのね。夢からさめてもいてくれる。夢と現実の中に漂うチビ猫は、またやさしく眠くなる。
綿の国星シリーズ3編と「赤すいか黄すいか」を収録。
4巻
(HC-251)
<詳細情報>
初版 | 1981年3月25日 |
第10刷 | 1984年4月15日 |
収録作品メモ:
苺苺苺苺 | 昭和55年 | ララ 5月号 |
八十八夜 | 昭和55年 | ララ 7月号、8月号 |
葡萄夜 | 昭和55年 | ララ 9月号 |
毛糸弦 | 昭和56年 | ララ 2月号 |
作品かいせつ:
昨日できなかったことも、今日はできるかもしれない。
今まで感じなかった新鮮な感覚が全身(からだ)をみたしてゆく。
新しいものに出会い、新しいことに感じる。チビ猫のみるものは、輝きの世界! あなたもチビ猫と一緒に、もう一度感じてみない? 「綿の国星」シリーズ4編収録。
5巻
(HC-419)
<詳細情報>
初版 | 1983年12月21日 |
収録作品メモ:
夜は瞬膜の此方 | 昭和56年 | ララ 9月号 |
猫草 | 昭和57年 | ララ 1月号 |
かいかい | 昭和57年 | ララ 2月号 |
ド・シー | 昭和57年 | ララ 5月号 |
ペーパーサンド | 昭和57年 | ララ 10月号 |
チャーコールグレー | 昭和58年 | ララ 2月号 |
晴れたら金の鈴 | 昭和58年 | ララ 10月号 |
(裏庭の柵をこえて) | 昭和56年 | ララ 10~11月号 |
作品かいせつ:
長いトンネルから抜け出たように、朝の目覚めの時のように、まわりがしだいに明るくなる。世界がどんどん新しくなる……。曇りない瞳で、人間社会を見詰めるチビ猫ワールド、「綿の国星」第5巻!! 「裏庭の柵をこえて」と共に、あなたに贈る黄金の一冊です。
6巻
(HC-510)
<詳細情報>
初版 | 1985年3月25日 |
収録作品メモ:
お月様の糞 | 昭和59年 | ララ 2月号 |
ばら科 | 昭和59年 | ララ 4月号 |
ギャザー | 昭和60年 | ララ 2月号 |
あまのかぐやま | 昭和59年 | ララ 7月号 |
作品かいせつ:
須和野チビ猫の目にうつる世間は、ふわふわ不思議の真綿色。人も猫もとってもがんばって、けんめいに生きているのです。自分に素直に、正直に…。チビ猫には、それがとおーってもうれしく思えるのです。──ネコサイドから見た生活。漱石もまっさおの「綿の国星」第6巻!!
7巻
(HC-628)
<詳細情報>
初版 | 1986年9月25日 |
第7刷 | 1991年4月15日 |
収録作品メモ:
ねのくに | 昭和61年 | ララ 2月号 |
(乱切りにんじん) | 昭和60年 | ララ 9月号 |
(ジギタリス) | 昭和61年 | ぶ~け 7月号 |
(サマタイム) | 昭和59年 | 別冊ララ 9月号 |
(サヴァビアン) | 昭和60年 | 別冊ララ 3月号 |
作品かいせつ:
「きょうは何かジケンが起るかナ」──好奇心旺盛のチビ猫が今回出会ったのは”病猫(びょうにん)”。周囲の猫たちの心配をよそに一生懸命、看病するのですが…。人間の身勝手さと命の大切さに悲しみを少し覚えてチビ猫も段々、大人になって行くんです、ネ。シリーズ他4作品を同時収録。
大島弓子先生の代表作。
チビ猫は元祖・猫ミミキャラ(のひとつ)として有名ですね。
軽やかな、ふわふわした絵の中にある、時には重く鋭い心理描写、そして詩的世界。
これに馴染めるかどうかで好き嫌いが分かれるかもしれません。
未完の扱いだそうですが、続編は望み薄ですね…
#(現在)最終話の「椿の木の下で」は花とゆめコミックス版未収録です。
大島弓子 『綿の国星』 1巻 大島弓子傑作集 – 蒐集匣
大島弓子 『綿の国星』 2巻 – 蒐集匣
大島弓子 『綿の国星』 3巻 – 蒐集匣
大島弓子 『綿の国星』 4巻 – 蒐集匣
大島弓子 『綿の国星』 5巻 – 蒐集匣
大島弓子 『綿の国星』 6巻 – 蒐集匣
大島弓子 『綿の国星』 7巻 – 蒐集匣
大島弓子『綿の国星』 全7巻 花とゆめコミックス リスト – 蒐集匣
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