イブの香り
山本優子傑作集2
(RMC-69)
初版 | 1975年2月10日 |
第3版 | 1975年11月10日 |
収録作品初出:
イブの香り | りぼん | 昭和47年 12月号 |
カクテルはいかが | りぼん 別冊ふろく | 昭和45年 6月号 |
怪物ロック | りぼん | 昭和46年 12月号 |
愛の出発 | りぼん | 昭和48年 7月号 |
ビキニはタブー | りぼん | 昭和48年 8月号 |
作品かいせつ:
「イブの香り」昭和47年12月号。「カクテルはいかが」昭和45年6月号の別冊ふろく。「怪物ロック」昭和46年12月号。「愛の出発」昭和48年7月号。「ビキニはタブー」昭和48年8月号。いずれも「りぼん」掲載の力作。
イブの香り
主人公・山部笑子は”笑うと強烈なおならが出る”奇病の持ち主。
一度嗅ごうものなら泡を吹いて倒れるのは必至。
おならさんも芸達者でコーラ瓶の蓋を開けることも出来ます。
この奇病が完治したと勘違い(完治だけに)した笑子はボーイハントも兼ねてスキー場の売店でアルバイト中。
ハンサムなロッジの経営者・司に出会うも、彼には近々婚約するといういとこ・麗子がいて…
「「君のオナラを録音させて下さい!!」」
特別図解も収録。わかっとるね。
カクテルはいかが
主人公・キャロリンは大酒飲み。父の秘蔵のウイスキーでさえストレートで飲み干します。
そんな彼女の元に名門スタンプ家の一人息子テレンスとのお見合い話が舞い込みます。
ハンサムな彼の前では”のんべ”であることを隠さなければならず、彼か酒か、どちらを選ぶか迷うキャロリン。
ある日、テレンスの元を訪れた彼女は禁酒の苦しさのあまり倒れてしまいます。
気付けにブランデーを口移しで飲ませるテレンス。
しかしこれでたがが外れたのか、キャロリンは用意された酒を手当たり次第飲み干してしまいます。
酔った勢いで悩みを告白するも、我に返り、その場から逃げだしたキャロリン。
テレンスは悲しむ彼女を追い掛け、素直な君が大好きだと抱きしめ、二人は気持ちを通じ合わせ結ばれました。
怪物ロック
ニニィの通う学校では(超)早婚(ごっこ)ブームが到来。
まだ10歳の彼女も結婚を認めてもらうべく婚約者(?)と共に父の元へ赴くも、たいていはその怪物のような顔に恐れをなして逃げ帰ってしまいます。
父はもともと女殺しのレナードと呼ばれるほどのハンサムでしたが、結婚後も女性が押し寄せる程であったため、”もてない顔”に整形する手術を受けました。
ところが、それがあまりに過分な出来で、どうみても怪物にしか見えない顔になってしまったのです。
ある日、ニニィはそんな父を全く恐れぬハンサム・ビンセントに出会います。
実は彼の母は男泣かせと呼ばれたオリビア・ハッセイで、ニニィの父と同じ悩みゆえに整形、怪物のような顔になっていたのです。
これは神の思し召しと二人は再婚へ。
ニニィとビンセントも(牧師に金を渡して無理矢理に)式を挙げました。
愛の出発
主人公・あさみは郷ひろきの大ファン。
自分の中学ではファンクラブの会長をするほどでしたが、転校生・ふじ子も筋金入りのファンで、新曲のダンス対決であさみはあえなく敗北。
こっそり応募した郷ひろき主演映画「愛の出発」の恋人役最終審査でも二人は対決するも、義足を使ったいかさまダンス(特別図解あり)がばれ、あさみは恋人役を取られてしまいます。
撮影所に忍び込み、トリフターズの佐藤茶の付き人になったあさみは、郷ひろきに近付こうとするものの、ふじ子の妨害でなかなかうまくいきません。
そんな中、過労で倒れた佐藤茶の代役を任されて…
ビキニはタブー
兄の紹介でバレエショーのアルバイトをすることになった浜野おとめ。
これがなんとバレエはバレエでも水中バレエ。
一週間のバイト代は既に兄が前借りしたため、ハンサムなコーチ・辻真樹の下で特訓が始まります。
真樹がふんどし姿になったり、プールに洗剤をぶちまけたりとめちゃくちゃな展開の中、おとめは真樹のことを好きになります。
しかし彼の傍には美しい万里さんがいて…
ラストは皆々結ばれハッピーエンド。
おなじみ特別図解もあります。
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