日なた日かげへのロマンス
木原としえ傑作集2
(HC-62)
※重版は「木原敏江」名義で「木原敏江傑作集」
初版 | 1976年11月20日 |
9版 | 1980年11月15日 |
収録作品初出:
日なた日かげへのロマンス | 月刊ララ | 昭和51年 9月号(創刊号) |
落葉だらけのロマンス | 週刊マーガレット | 昭和50年 47号 |
ラストタンゴ | 月刊ミミ | 昭和50年 11月号 |
ただいま発掘中 | 別冊マーガレット | 昭和45年 1月号 |
(掲載誌情報元:くだん書房:目録:マンガ:雑誌:白泉社:LALA、集英社、講談社:ミミ、集英社:別冊マーガレット:)
作品かいせつ:
幸せとはなんだろう、愛とはなんだろう、と問いかけながら、木原まんがは限りないロマンを求めて狩人の旅を続ける。その獲物を盛ったロマンの饗宴に参加するのはこの本を手にしたあなたの自由です。表題作の他「落葉だらけのロマンス」「ラストタンゴ」など4編を収録。
初版と重版では表紙が異なります。
また、いずれも表題作のカラーイラストではありません。
日なた日かげへのロマンス
こぞ(小朝)は戦争で両親を亡くしたショックで話すことが出来ない男の子。
駆け落ちしたものの、妻・風子を病気で亡くしひとりで暮らしていた暁生と出会い、二人でいるうちに彼を父のように慕うようになります。
しかし暁生にはこぞには言えない秘密があり…
#戦後の米国人に対する感情は一体どのようなものだったのでしょうね。
落葉だらけのロマンス
ディーンは名家・ガーネット家の跡取り息子でありながら、女嫌いが高じて今では数多くの男性を侍らせてのハーレムを作るまでになってしまいました。
そんな彼の元に娘だと言う少女・スワニーがやってきます。
彼女が話す通りなら、15年前、10歳だったディーンの子供になりますが…
#所々に挟まれる小ネタも面白い作品です。
ラストタンゴ
「落ち葉だらけのロマンス」に登場したアスワンが主人公の作品。
愛するギャビーと共に詐欺でお金を稼ぐ悪いヤツです。
しかし遂にお縄…と思いきや、連行されやって来たのは大富豪ロンサール家のお屋敷。
屋敷の主・マルセル曰くアスワンは先代当主(マルセルの兄)の子供であり、次代当主となるべく相当の教育を受けさせると言い…
ただいま発掘中
美緒は由緒ある扇町家の子供で、たまたま天井裏から一枚の地図を発見します。
宝の地図だと言い張る美緒に対して、考古学を専攻するB・Fの悠ちゃんは取り合ってくれません。
その夜枕元にたったご先祖さまから宝の謂れを聞いた美緒。いよいよ発掘調査がはじまります。
「扇よ扇…野の扇 扇の夕日にかぶるとき 百歩下の闇をほれ」
#男の子なら思わずぐっとくる作品です。
木原としえ 『日なたへ日かげへのロマンス』 木原としえ傑作集2 – 蒐集匣
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