美内すずえセレクション 黒の書 妖鬼妃伝
初版 | 2017年8月26日 |
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収録作品初出:
原画ギャラリー | ||
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妖鬼妃伝 | なかよし | 1981年 9月号~11月号 |
黒百合の系図 | ララ | 1977年 9月号~12月号 |
ひばり鳴く朝 | 別冊マーガレット | 1971年 6月号 |
美内すずえ20,000字セルフ作品解説 | 描き下ろし |
デパートで行方不明になり、変わり果てた姿で発見された親友ターコ。
その死の謎を探るべく、秋本つばさは閉店後のデパートへ潜入。
そこで人形たちの帝国を発見する。
霊能力をもつ美青年・九曜久秀の協力を得て、つばさは
真相に迫っていくが……。
表題作「妖鬼妃伝」ほか
「黒百合の系図」
「ひばり鳴く朝」の
3作を収録。
美内すずえ先生のオカルト・ホラー系作品が収録されています。
『妖鬼妃伝』と『黒百合の系図』は共に有名な作品で、白泉社文庫で現在も読むことが出来ますし、元版の古本も安価で購入出来ます。
今回の目玉はなんと言っても『ひばり鳴く朝』が収録されていることです!!
傑作でありながら、マーガレットコミックス『パンドラの秘密』(お高い古本)に収録されているため、なかなか目にすることが出来ない作品でした。
それがなんと新刊で収録!!
ラインナップを見ると代わりに『白い影法師』が収録されていてもおかしくはないはず。
それほどまでに復刊の声が大きかったのかもしれません。
美内すずえ先生自身による解説も必見です。
文庫版傑作選に『ひばり鳴く朝』が収録されていないのは、よく言われる”人体実験のはなしだから”ではなく、単純に忘れていただけ、とあります。
『パンドラの秘密』にも何度か言及されています。
#名草戸畔について「和歌山県の南の方」とあるのは間違いですね…
タイトルに「黒の書」とあるので、今後「白の書」と題し刊行される可能性も…?
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