忠津陽子コレクション3
お金ためます!
(さわらび本工房)
初版 | 2006年7月7日 |
収録作品初出:
お金ためます! | 週刊マーガレット | 1970年 7・8号~20号 |
インタビュー せっかくだから聴いておこう…『お金ためます!』の頃 |
アニー・モーガンは恐ろしいほどのケチで一代で巨額の財を築いたモーガン財閥の長サイラス・モーガンの一人娘です。
父・サイラスは2代目がしっかりしなくてはならないと、アニーが20歳になるまで一万ドルを貯めることが出来なければ遺産相続は認めないと言うのです。
当時アニーはたったの6歳でしたが、その日からアルバイトでお金を貯め始め、聖マリア学園に入学する16歳になった今では5千ドルに達しました。
残り半分を稼ごうと、宿題代行やカンニング手伝い、代返、ボーイフレンドの斡旋等々行う何でも屋(もちろんお代はきっちり頂く)として走り回る毎日です。
ある日、依頼人の身代わりとなって向かったマイアミで、ラフティ・エバンスと出会います。彼は、お金持ちの女の子と結婚するため身を磨き、ハンサムで学術優秀スポーツ万能の自分を作り出したと言うアニーに劣らない変人です。
財産目当てで女の子を狙う不純な動機が気に入らないアニーは、何かにつけてラフティの邪魔をしていくうち、二人は腐れ縁に。
アニーとケチでは互角でさらにギャンブルで稼ぐライバル、ミリセント・ゴールドや、ラフティの理想の女の子、リア・ファローも登場し、かすかに芽生えたアニーの恋心の行方は?一万ドルまでお金を貯めることが出来るのか…?と楽しいドタバタラブコメです。
大和和紀先生との関係について、
巻末インタビューには、
―特に初期の絵柄がわりと似ているだとか、その辺りから一部ではお互いにアシスタントをしていたというような噂もありますが?
「それはないです(苦笑)。一緒におしゃべりしながら描いてはいたけど。ネームの時はやっぱり一人きりじゃないと無理だから自分の部屋で考えて、ペン入れのときだけ二人で向かい合って描いてた。絵柄はどうでしょう?まぁ、あの頃はみんな同じような漫画を読んでいたし…。」
とあります。
一方、北海道新聞2010年のコラムには
締め切り間際になっても原稿が仕上がらない。『助けて、朝までに間に合わない』。夜中に何度互いの部屋のドアをたたいて起こし、人物や背景を描くのを手伝ってもらったことか。
(第二カトレア荘-知られざるまんが梁山泊 | mixiユーザー(id:2145604)の日記から引用)
とあります。
どちらが正しいのでしょうか^^;
ちなみに、河あきら – Wikipediaによると、
上京後は喫茶店でウェイトレスのアルバイトをする傍ら編集者の紹介で忠津陽子のアシスタントを務め、忠津と同じアパート(第2カトレア荘)の隣に住んでいた大和和紀のアシスタントも務めるようになる。
だとか。
トキワ荘、大泉サロンと並んで第2カトレア荘にも多くの漫画家先生が集ったのでしょうか。
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