19 1月

美内すずえ『美内すずえセレクション 白の書 13月の悲劇』(このマンガがすごい!comics)

Pocket

美内すずえセレクション 白の書 13月の悲劇

初版 2018年1月26日

収録作品初出:

原画ギャラリー
13月の悲劇 別冊マーガレット 1971年 9月号~10月号
白い影法師 月刊mimi 1975年 10月号
孔雀色のカナリア 月刊セブンティーン 1973年 12月号~1974年 12月号
美内すずえセルフ作品解説 描き下ろし

寄宿学校の聖バラ十字学校に転入したマリー。
そこは、外出はおろか手紙を書くことさえ許されない
厳しい校則に縛られた悪魔崇拝の学校だった。
日曜日もクリスマスも存在しない。
あるのはシスターたちによる水曜日の礼拝と、
洗脳された生徒たちだけ。
高い鉄柵に囲われて、外の世界を眺めることしか
できないマリは……。
表題作「13月の悲劇」ほか
「白い影法師」「孔雀色のカナリア」の3作を収録。

  


『美内すずえセレクション 黒の書 妖鬼妃伝』に続き、美内すずえ先生のオカルト・ホラー系作品が収録されています。
なかでも『白い影法師』は美内すずえ作品で”最も怖い”とされるほど。
13月の悲劇』も帯の”仮面の生徒たち”にはじまり目を背けたくなるようなコマだらけです。後半はストーリー重視になるのがまだ救いです。
『孔雀色のカナリア』はホラーではなくサスペンス作品。最後に一瞬だけ掴み取った幸せの描写は流石です。
今回の3作品の元版の単行本はすべて異なるレーベルから刊行されています。
#『13月の悲劇』マーガレットコミックス
#『白い影法師』講談社コミックスミミ
#『孔雀色のカナリア』セブンティーンコミックス

巻末にはおまけが収録されています。
これほど要らないおまけはありません^q^;

「黒の書」「白の書」に続き、次は何の書が刊行されるか楽しみです。

広告
TOPページ
蒐集匣蒐集匣(少女漫画データ、GAMEPACK、萌えアイコンソフト)
鉄道コム鉄道コム
広告
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。